水田環境鑑定士として
食の安全性が求められる昨今、私は最小限の農薬、化学肥料に頼らない、土作りを基本とした、和牛の堆肥に米糠、有効性微生物菌を混ぜ合わせ、良質の土作りに専念しています。
また、近年は環境が非常に重要視されており、たんぼの中の生き物(昆虫、鳥類、魚類)など、たくさんの様々な生き物がいる豊かな田んぼこそ、安全な作物が出来る証明であり、地域を巻き込んだ「安全・安心」な環境創造型農業をめざしております。また、「水田環境鑑定士」としての活動をしています。
水田環境鑑定士とは…
田んぼの中の生き物や周辺の小動物などの生物指標から見た環境調査と水質検査を行い、田んぼの環境格付けを「環境特A地区」「環境A地区」と格付けを認定し、自分の田んぼのみならず、地域を巻き込んだ「安心・安全」な環境創造型農業を消費者の目で見て、理解しやすい尺度で、安全を提供することが出来ると言うことです。
基本のコンセプトは「水」
植物を育てる上で、もっとも大切であると考える「水」を鑑定し、また環境に最も影響を受けやすい 「昆虫」「魚類」「鳥類」などを観察・記録することにより、水田の安全性と豊かさを証明しようとするものです。また、この資格の大きな特徴といえることは、従来から「観察・記録」という概念だけでなく、民間機関でありながらも他機関に一切属しない米・食味鑑定士のホームページにその情報を写真で掲載することにより、安全性をより明確に、より信頼を持って、一般消費者に簡単に確認して証明するシステムを構築していることです。
(米・食味鑑定士協会HPより抜粋)
水田環境鑑定士としての活動
安心して暮らせる環境、健康、おいしいごはん、私たちの幸福にとっても基本的なことです。これを子供たちに引き継いでもらいたい、未来へ繋げて行きたい。そんな願いを込めて、毎年、水田環境鑑定士としての活動させて頂いております。生き物調査の一部を報告させていただきます。
5月 代掻き、田植えの頃 田んぼの虫を求めて、たくさんの鳥類が集まってきました。
6月中旬 地区の子供たちと、その父兄の皆様と一緒に、田んぼの生き物調査をしました。